2021年、浅間山の山麓にオープンした森のグランオーベルジュ「THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田」。
”美食家たちの理想郷”と謳っているだけに、とても気になる存在でした。
今回はこちらのフレンチレストラン「Le Grand Lys(ル・グラン・リス)」のご紹介です。
オーベルジュのテーマやイメージを体現したおいしいお料理の数々。
普段食べられなかったり、見たこともなかったりするような地元長野の食材は驚きと楽しさをも提供してくれました。
また行きたいと思わせてくれる素敵なレストラン、そしてオーベルジュです。
ル・グラン・リスの基本情報や雰囲気
「THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田」には今回紹介するフレンチレストランと、イタリアンレストランの2つがありますが、当面は宿泊者のみ食事ができるそうです。
【場所】
長野県北佐久郡御代田町大字塩野375番地723
佐久ICから車で約20分。
ホテルの看板は小さめなのでご注意ください。
【最寄り駅】
御代田駅からタクシーで10分。
佐久平駅からタクシーで25分。
【予約サイト】
【ドレスコード】
とくに指定はありませんでしたが(見落としていたらすみません)、ほとんどの男性はジャケットを羽織っていました。
女性もジャケットを羽織られている方もいましたし、ワンピースなどキレイめな装いの方が多かったです。
とはいえ堅苦しい雰囲気はありません。
避暑地らしく少し緩さのあるスタイルが調和するかもしれませんね。
【雰囲気】
洗練された空間です。
上質かつシンプルながらほどよくナチュラルテイストが織り込まれていて、この立地を意識しているのかなと思いました。
調度品は一つ一つこだわりが見られました。
18時前でしたので外がまだ明るく、緑が見えて気持ちいです。
すべてのテーブルにキャンドルとお花が飾られていて、暗くなるとこの写真とはまた異なるムードある雰囲気になります。
レストラン中央には噴水があります。
ゴージャスですね。
10歳未満の子供は入れません。
(ただ個室はOKなようで、この日も赤ちゃん連れの家族が利用していました。)
とても落ち着いた大人な空間で、ゆっくりと食事ができました。
ル・グラン・リスのメニューとお料理
ディナーは以下3つのコースから選べます。
・「Menu les Bois」
18,900円(サ税込)
・「Menu la Forêt」
25,300円(サ税込)
・「Memu la Grande Forêt」
37,900円(サ税込)
宿泊予約時にディナー付きで予約すると「Menu la Forêt」になるようです。
<アミューズ>
タルトがとくにおいしく、巨峰を使ったものでした。
<シマアジ 焼きなす 白バルサミコ>
白バルサミコを液体窒素で凍らせたものは初めて口にしました。
酸味が凝縮されていて、見た目の割にインパクトのあるお料理。
<帆立貝 リースリング>
このリースリングのソース、ピカイチでした。
帆立は大ぶりで焼き加減も最高。
<的鯛 キャベツ 土佐酢>
和を感じる一皿。
どのお料理にも、普段食べられないような地元でとれた野菜が添えられていて楽しいです。
<五郎兵衛米 黒トリュフ 実山椒>
目の前で取り分けてくださいます。
これだけの量の黒トリュフを添えていただけるとテンションも上がります。
<飯綱鴨 大葉 ソースヴァンルージュ>
鴨、おいしかったです。
ちょっとポーションが小さいかなと思いましたが十分でした。
ソースヴァンルージュとよく合ってました。
奥の大葉と一緒に食べると、また違ったテイストを楽しめてよかったです。
<アプリコット ホエー マリーゴールド>
見た目がもう少し可愛らしいとうれしいのですが。笑
味は良いです。
立派なアプリコット、もっと食べたかったな。
<桃 トマト じゃがいも>
もっとしっかりしたデザートが食べたかったなと思いつつも、ディナーなのでこれくらいがちょうどいい量なのかもしれません。
デザートにじゃがいも?と思いましたが、このじゃがいものクッキーが食感もよくとてもおいしかったです。
<小菓子>
お昼にバードウォッチングをした後だったので、個人的にテンションの上がった演出でした。
巣箱に見立てた入れ物にチョコやマカロンが入っています。
<ハーブティー>
ひらまつオリジナルブレンドのハーブティー。
お代わりもいただいたくらい、好みの味わいでした。
<シャンパン>
「ポメリー キュヴェ・ルイーズ 2004」。
以前ランスのポメリーのワイナリーで飲んだことがあったので、思わず注文。
口に含んだ瞬間はヴィンテージとは思えないフレッシュさがあるのに、ボディはやはりしっかりとしていて熟成感、複雑味を楽しめました。
ワインをはじめ、飲み物の種類は豊富。
アルコール、ノンアルコールともにペアリングもありますし、ひらまつといえばのアラン・ミリアもありました。
ル・グラン・リスの感想まとめ
レストランの雰囲気とサービスは申し分なく、最初から最後まで気持ちよく過ごせました。
お料理は外国人ゲストを意識しているのかなと感じる和のテイストが強めの数々でした。
それゆえ、味わいは比較的軽め。
写真からも伝わるかもしれませんが、見た目にもあっさりしていますね。
個人的にはディナーなのでこれくらいの味付けと量がありがたかったです。
ただデザート、というよりフルーツはもう少し食べたいなと。
長野は果物が豊富なので、違う種類の桃や、ぶどう、りんごなどもっと堪能したかったです。
盛り付けについては、もう少し鮮やかでもいいかなと思いました。
しかし、こちらに来るゲストの年齢層を考えるとこれくらいのほうが印象がよいのかもしれません。
地元の野菜をふんだんに楽しめるのが売りでもあるでしょうから、このようなナチュラルな見た目がコンセプトに合っているのでしょうね。
こちらにうかがう前に、ほかの方のレストランレビューで満足に至らなかったという趣旨の感想がを見ていたので(おそらくオープン後まもなくの意見)、正直あまり期待はしていませんでした。
しかし、地元の食材を楽しめ、調味料をうまく生かし素材の味をより引き立てた比較的やさしいテイストのお料理に個人的には大満足で、またぜひ食べたいと思うくらいです。
オープンして約1年半…シェフの努力が伝わってきました。
次回はどんなものが食べられるのでしょう。
今後がとても楽しみなレストランです。
おわりに
本日ご紹介したレストランはこちら!
お部屋の紹介記事はこちら。
朝食の紹介記事はこちら。
このほかにもおすすめレストランを紹介しています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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